糖尿病の足の神経障害とは?足の異変の原因は?必要な足ケアは?

糖尿病では足や足の指の変形、爪の変化、水虫、爪の色調、たこ、潰瘍、壊疽(えそ)、感染など足に多くの病気が発生します。また、このような足の異変があると生命予後が悪くなることも知られています。足の診察やフットケアを受けることも重要ですが、普段から患者自身でも足をよく見ましょう。
ここでは 糖尿病による足の異変の原因と糖尿病の進行を予防するために必要な足のケアについてお話します。

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糖尿病の足の神経障害とは?

糖尿病は初期症状がとてもわかりにくいやっかいな病気です。
初期段階では、自覚症状がほとんどないという特徴があるからです。

つまり、糖尿病を発症しているのに気づかない場合、知らないうちに合併症が進行してしまうという怖さがあるんです。

その合併症のなかでも 最も頻度が高く、初期症状として気づきやすいのが「足」の異変です。

「足」の異変の症状は糖尿病の三大合併症のうちの「糖尿病神経障害」によるものです。

糖尿病による体への影響は合併症も含めて多岐にわたりますが、足への影響も非常に大きく 糖尿病によって年間数千人も足を切断しています。

「糖尿病神経障害」とは
糖尿病が原因で生じる合併症のひとつで、糖尿病網膜症、糖尿病腎症とともに「3大合併症」といわれています。 3大合併症のうち最も頻度が高いのが、この「糖尿病神経障害」です。

 

糖尿病になると、細い毛細血管がもろくなるなどのダメージを受けます。

末梢神経に血液を運ぶ毛細血管が傷つくと、十分な酸素と栄養が運ばれなくなり、感覚や運動を司る神経と自律神経に悪い影響が及びます。

糖尿病の足の異変の原因は?

糖尿病の「足」の主な異変
・足の先がしびれたり、ぴりぴりしたりする。
・ぶつけたりした覚えがないにもかかわらず、指先が痛い。
・怪我や傷が治りにくい。
・足がつったりけいれん をよく起こす。
・非常に冷たく感じたりする。
・最近、水虫になってしまったり、急にひどくなった。
・足の皮がむけやすくなった。
・突然、魚の目ができた。
・足にタコができやすくなった。

人によっては感覚が無くなってしまうなど非常に重篤な症状を訴える方もいます。

何故そんな症状が出るのかと言うと、その原因は血流の滞りによるものなのです。

糖尿病によって血糖値が高くなった血液はどろどろです。

末端の毛細血管に 酸素や栄養が送られにくい状態が続くので、手足、特に足の末端に症状が出やすいのです。

糖尿病と足は、このように意外なほど強い関係があります。

ふつう日常生活で足に気を使うことはほとんどありませんが、
 糖尿病があると足の手入れが非常に重要になります。 

糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、神経障害のほかに動脈硬化などによる血流障害が起こりやすく、また細菌や真菌(みず虫)などの感染に対する抵抗力が低下します。

神経障害があると痛みを感じにくいため、ケガやヤケドに気付きにくく、つい放置しがちです。

さらに、動脈硬化などが進行し血流障害が起きると、からだの末端、特に足の先などには血液が流れにくくなり、細胞が必要とする栄養や酸素が、十分に供給されなくなります。

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高血糖は、からだの抵抗力を弱くするので、傷口が化膿しやすくなったり、傷の治りも遅くなります。

これらのことは、からだ全体にあてはまることですが、足は手などに比べて目にふれる機会が少ないことから、糖尿病の人は特に足の手入れに配慮が必要です。

「何かおかしい」と自覚症状が出ている時には、合併症がかなり進んでしまっているのが特徴です。

ですから、日頃から足の観察とケアが必要なのです。

糖尿病患者に必要な足のケアとは?

糖尿病患者が足の異変を早期に発見し進行を予防するためには
・普段から足を怪我しないように気をつけ、冷たくならないように靴下を履く
・普段から傷がないかなどの観察をするなど

足のケアを怠らないようにすることが大切です。

なかなか自分で足を見るのが難しい人は家族にみてもらうようにしましょう。

心配な場合には、早めに医者で診察し、判断・治療することが大切です。

 

足の病気で困らないようにするには、予防が一番です。

血糖コントロールによる糖尿病そのものの治療はもちろんですが、次のような点に
日頃から気をつけましょう。

1. 毎日こまめに足のチェックをpage_tounyou_foot

寝る前などに、毎日明るい場所で足をよくみましょう。

足の裏側は手鏡にうつしてみたり、目の悪い方は、周りの人にみてもらいましょう。

 

2.おふろに入るときには、次のような点に注意しましょう

(1) 湯ぶねに入る前には、必ず手で湯加減を確かめる神経障害があると足は熱さに鈍くなっていて、熱い湯でも気付かずにヤケドをすることもあるからです。
(2) やわらかいタオルやスポンジで、足の裏やゆびの間もていねいに洗う
(3) 足がふやけるほどの長ぶろはダメ。ふやけた皮膚は傷つきやすい
(4) 入浴後は水分をしっかりふきとり、クリームを塗って、皮膚が乾燥しないように

3. 爪の手入れも大切

神経障害が進んでいると、爪が伸びていたり割れていたり、さらには巻き爪がくいこんでいても、違和感や痛みを感じません。

伸びた爪はケガのもとですので、こまめに手入れをしましょう。

硬くて切りにくい爪は、無理に自分で切らずに医師や看護師に処置してもらいましょう。

また、深爪をしないように注意が必要です。

まとめ

●糖尿病の足の神経障害とは、糖尿病の三大合併症のうちの「糖尿病神経障害」による「足」の異変のこと

●糖尿病の足の異変の原因は糖尿病の高血糖のドロドロ血による血流の滞り。

●神経障害があると痛みを感じにくいため、異変にに気付きにくく、つい放置しがち。

●糖尿病の人は異変を早期に発見し進行を予防するために日ごろから足のケアが必要。
 毎日のこまめの観察、お風呂に入るときの注意、爪のこまめな手入れ等

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