秋は運動会の季節ですね。
ところで、運動会で子供が走るのを見て、遅いと感じるご両親も多いのではないでしょうか。
でも、子供は正しく走るコツを知らないだけなのです。
ちょっとしたコツで早く走れるようになれます。
ここでは、速く走るコツとしてスタートダッシュのコツとコーナーの走り方、速く走るために小学生に適した練習法をご紹介します。
お子様に教えて一緒に練習されてはいかがでしょうか。
目 次
運動会 スタートダッシュのコツとは
直線距離が短い校庭での徒競走は、スタートダッシュが勝敗を決める鍵になります。
スタートダッシュは 大きな力とすばやい反応をつける練習がポイント です。
具体的には以下の小川先生による「走り方教室(スタートダッシュ編)」の動画をご覧ください。
運動会 コーナーの上手な走り方は?
競技場と違って校庭では直線コースが短い場合が多く、コーナの上手な走り方が重要になります。
コーナーの上手な回り方とは
遠心力で外へ逃げようとする力が働きますから、引っ張られる感じがするはずです。
まっすぐ走るより難しく感じるでしょうけれど、小学生ではあまり得意な人はいないと思います。
逆に言えば、コーナーを上手く回ることができれば先手を取れるということです。
コーナーを走るコツ
遠心力を抑えるために、体を少し内側に傾けます。
外側の肩を少し前に出す感じで、外側の腕をより大きく振って下さい。
もちろん、一番内側を走るのが最短距離なわけですが、コーナーは人とぶつかりやすい場所でもあります。
ぶつかって転んでしまっては大きなタイムロスですから、無理に内側に入ろうとするのはやめましょう。
コーナーでは相手の後ろに付き、直線で勝負した方が安全で体力のロスも少ないでしょう。
運動会で速く走るための練習法とは?
運動会で速く走るために、小学生に適した練習法を2つご紹介します。
1.股関節をきたえるトレーニング
スポーツ科学で”走り”を分析した結果、股関節をうまく使って走ると、速く走れることがわかってきました。
股関節のまわりにある筋肉は、 速く走るうえで重要な役割を担っています。
たとえば、足を後ろから前へもってくるときは、お腹の下あたりにある腸腰筋が強く収縮すると、 足はギュンと速く前にもってこられます。
前にいった足を後ろに振り戻すときは、お尻の筋肉(大臀筋<だいでんきん>)や、ももの裏の筋肉 (ハムストリングス)を使って走ることが大事になります。
つまり、股関節がうまく働いて、足を前後にスイングさせると、速く走れるとわかってきました。
ですから、速く走るためには、股関節をきたえるトレーニイグがポイントとなります。
具体的な練習法は以下の小沢トレーナの動画が参考になるでしょう。
子供の足を速くするトレーニング【すくすくトレーニング】
2.1週間前からできる速く走るための練習法
今回は熊本内の小中高校生に陸上競技の指導をしているクラブチーム「KURS」の指導者・金子智哉さん(34)に、1週間前からできる速く走るための練習法を聞きました。
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まとめ
●スタートダッシュは大きな力とすばやい反応をつける練習がポイント
●コーナーを走るコツ
・遠心力を抑えるために、体を少し内側に傾ける
・外側の肩を少し前に出す感じで外側の腕をより大きく振る
・コーナーでは相手の後ろに付き、直線で勝負する
●速く走るためには、以下の2つの練習がおすすめ
1.股関節をきたえるトレーニング
2.1週間前からできる速く走るための練習法