二本松提灯祭り(にほんまつちょうちんまつり)とは、
福島県二本松市にある二本松神社の例大祭です。
秋田竿燈まつり、尾張津島天王祭と並び、日本三大提灯祭りの一つです。
祭礼囃子は、福島県重要無形民俗文化財に指定され、2011年には祭り自体も福島県重要無形民俗文化財に指定されました。
ここでは、二本松の提灯祭りの由来、日程、見所の他、無料駐車場に関する情報をお届けします。
目 次
二本松の提灯祭りの由来は?
二本松の提灯祭りの由来
二本松提灯祭りの始まりは、今よりも370年も前のお話しです。
1643年に織田信長の重臣の丹波長重の孫である丹波光重公が二本松城主として入部した際に
『より良い政治を行う為には、領民にまず敬神の意を昂揚させること』と考え、
・現在の栗ヶ柵に二本松神社をまつり、
・領民であれば誰でも自由に参拝することが出来るようにした
のが提灯祭りの始まりと言われています。
そこから歴史とともに形を変えて1819年頃には太鼓台の先代が登場しました。
現在では二本松神社のかがり火を移した紅提灯を鈴なりにつるした太鼓台7基が繰り出し、約3000個の提灯が夜空を幻想的に赤く染めます。
二本松 提灯祭りの日程と見所は?
二本松 提灯祭りの日程
二本松提灯祭りは毎年10月の4日,5日,6日に行われています。
従って、2015年の日程は以下のとおりです。
・17時 御神火祭
10月5日(水) 本祭り
・8時 七町合同 二本松駅発
・9時30分 太鼓台宮詰
・14時30分 七町解散式
・18時30分 神輿渡御
10月6日(木) 後祭り
・17時~18時30分 4町/3町 合同引き廻し
主な経路と予定時間
主な経路と予定時間につきましては、二本松観光協会の中に掲載してありましたのでこちらをご参考にしてください。
⇒主な経路と予定時間
二本松 提灯祭りの見所
提灯祭りは3日間に渡り行われますので、どの日にも見所はありますが一番の見所となるのはやはり4日の宵祭りです。
まずは、2014年の動画をご覧ください↓↓↓
この日は各町内から鈴なりの提灯をつけた7台の太鼓台が繰り出し、二本松神社のかがり火を紅提灯に移します。
太鼓台は威勢のいい若連の掛け声とお囃子を奏しながら、市内を勇壮に練り歩きます。
夜空を赤々と焦がしながら移動する3千もの提灯は見物客まで熱くします。
夜間の運行で全ての町内が揃うのはこの日だけです。
七町合同引き廻しも2日目を迎え、午前8時半頃、駅前を出発し午後3時頃まで行われます。
その後、神社では神輿の宮入が行われ、夜は各町内に戻った太鼓台が再び提灯をつけて、字内を練り歩きます。
祭りの最終日です。
昼はそれぞれの字内を引き廻し、夜は四町と三町の二つに分かれ、合同引き廻しが行われます。
ひととおり廻った後も、名残り惜しさゆえ、なかなかお囃子は止まず、満天の空に鳴り響きます。
二本松 提灯祭りの無料駐車場は?
開催場所とアクセス
○開催場所=二本松神社周辺
福島県二本松市本町1丁目61
○最寄の駅=JR東北本線「二本松」駅
無料駐車場
・二本松市役所
・県立霧ヶ城公園
・二本松市立二本松南小学校グランド
・二本松文化センター