早期発見で9割が完治すると言われるがん。
早期がんの大きさは約2cm。
がんが1cmの大きさになるまでは10年以上かかりますが、それから2cmに成長するには、1~2年程度しかかかりません。
定期検診の受診こそが、がんを遠ざける唯一の方法です。
ここでは、早期発見のためのがん検診の効果、受信時期、検査の種類や方法をご紹介します。
目 次
がんを早期発見する方法:検診の効果はあるか?
「がんの早期発見」の意義は「治癒可能な、早期のがんをみつけること」につきます。
検診を受けないよりは受けたほうがいいのは間違いないことですが、どこで、どんな検診を受けるかが重要です。
でも、理想のがん検診を受けることができたとしても、がん全体の約65~70%程度しか発見できないそうで、特に肺・乳腺・子宮体部・膵臓・胆管の本当の「治癒可能な早期がん」をみつけることは困難だそうです。
しかし、がん検診によって、早期がんが発見されて、治癒できている人が多数いることも事実です。
また、ほとんどのがんは、かなり進行してくるまで自覚症状がなく、自覚症状がでた段階では、すでに手遅れになっているケースが多いのも現状です。
それでも、多くの場合、がん検診はがんを早期に発見する価値があるので効果があるといえるでしょう。。
がんの早期発見のための検診はいつ受けるべき?
早期発見とは、自覚症状が出てからすぐに病院に行くということではありません。
がんの代表的な自覚症状である痛みは、おもに転移によるものなので、痛みを感じてからでは遅いのです。
早期がんの治療は、比較的簡単です。
一方、リンパ腺に転移したがんは、治療は大変ですが不可能ではありません。
しかしほかの臓器に転移してしまうと、完治はほぼ望めません。
つまり、自分は健康だと感じている時こそ検診が必要なのです。
がん検診の種類と方法は?
がんの検診は簡単にできる!
しかし実はとても簡単で、基本的に体の内部を撮影したり、血液を採取したりするだけで、体にあまり負担をかけずにがんを発見することが可能です。
このように、気軽に検診ができるにもかかわらず、日本では受診率が高くありません。
検査が億劫、重大な病気が発見されるのが怖い…いろいろな気持ちがあると思いますが、早期発見がいかに大切であるかをしっかりと認識して、まずは検診を受けてみましょう。
がん検診の方法は?