梅雨の季節は天気が不安定です。
この天気に合わせるかのように、「梅雨の頃、腰が痛む」という声をよく聞きます。
どうも、梅雨の天気と腰痛には因果関係があるようですね。
そこで今回は、梅雨に腰の調子が悪くなる原因と対処法についてとりあげ、
腰痛改善に役立つヨガのポーズをご紹介します。
梅雨時の腰痛の原因は?
どうして梅雨に腰が痛むのでしょうか?
腰痛持ちの人にとってツライこの時季。痛みが続くと気分もスッキリしませんよね。
毎年、梅雨になると腰が痛み出して調子が悪くなる方は、「痛みがなんとなく天気に関係しているようだ」ということは自覚しているようです。
天気と関節などの痛みとの関わりについては複数の説がありますが、
その中のひとつに「気圧の変化」があります。
天気が不安定な時は、「腰の状態も不安定になりやすい」理由は次のとおりです。
2.天気が悪くなる時に気圧が低下することで、 体の血管を収縮させて血流を悪くさせる「交感神経」が興奮します。
3.すると、腰痛の痛みを起こしやすい部分の筋肉などに酸素が届けられなくなります。
4.そのため、その部分の状態が悪化して痛みが強くなると考えられます。
梅雨時の腰痛対策は?
天気が不安定な時は、「腰の状態も不安定になりやすい」ということを念頭において、梅雨の時季は今まで、腰痛がなかった人も、腰に負担をかけ過ぎないように注意しましょう。
それでも、なんとなく腰が重だるい、腰の筋肉がこってきたという症状があらわれた場合には以下のように対処しましょう。
軽く体を動かすと血行が良くなります。 腰の筋肉を動かすことに加え、全身の筋肉がほぐれるようにラジオ体操や水泳などをするとさらに効果的です。 肩周りや背中の筋肉がほぐれると、姿勢が楽になり、腰への負担が減少するという好結果が得られることがあります。
2.こっている部分を10分ほど温める。
温めることで、収縮した血管を広げ、血行を改善させます。 電子レンジであたためるタイプの「ホットパック」を利用しても良いですし、温めたタオルを当てるのも良いです。
3. 体が冷えないようにする。
体が冷えると、やはり血流が悪くなります。冷房の効いた部屋で過ごす場合は、冷房の直撃は避け、衣類で調節するようにしましょう。
適度な運動は体の柔軟性を保ち、腰痛改善、予防に効果的であるだけでなく、体温を下げないようにする効果もあるので、可能な範囲で運動することをオススメします。
でも、運動するのは腰が痛くて…とか、時間的に難しい…なんて人には、半身浴がオススメです。
それも難しいようでしたら、足浴でも良いでしょう。
体調管理とケアをしっかりして、上手に梅雨を乗り切りましょう。
梅雨時の腰痛改善のためのヨガポーズは?
梅雨時の腰痛改善のための適切な運動の一つとしてヨガがオススメです。
ヨガといっても、いろいろなポーズがありますが、腰痛は骨盤のゆがみが原因であることも多いので、
骨盤の歪みを矯正するポーズが有効です。
ここでは、誰でも簡単にできる骨盤矯正のヨガの動画をご紹介します。
まとめ
「気圧の変化」説では、気圧が下がる時に「交感神経」が興奮して体の血管を収縮させて血流が悪くなる結果、患部の筋肉などが酸素不足になり状態が悪化して痛みが強くなる。
梅雨時の腰痛の対策
●適度な運動は体の柔軟性を保ち、腰痛改善、予防に効果的である上、体温を下げないようにする効果もある。
●体が冷えると、血流が悪くなるので、体が冷えないようにする必要がある。そのため、半身浴や足浴もオススメ。
●ヨガの骨盤矯正ポーズは梅雨時の腰痛改善に有効。