糖尿病やその予備軍の人口は、相変わらず増加しています。
ここでは、その実態を「平成24年国民健康・栄養調査の結果」 (厚生労働省)によリ確認し、
2型糖尿病人口が増加している様々な原因を上げ、その中でも、いちばんの原因についてご紹介します。
目 次
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糖尿病が国民病と言われる理由は?
糖尿病は、高血圧と並んで 「国民病」といっても過言ではありません。
「平成24年国民健康・栄養調査の結果」 (厚生労働省)によると、
糖尿病が強く疑われる人(糖尿病) が約950方人、糖尿病の可能性を否定できない人 (予備群) が約1100ガ人で、合計約2050万人にも達します。
成人(20歳以上) の5人に1人以上が糖尿病かその予備群とみられています。
特に、50歳を過ぎると糖尿病とその予備群が急増しています。
男性の場合、50代では、糖尿病とその予備群の割合が22.4%、つまり、4~5人に1人以上に達します。
これが糖尿病が国民病と言われる理由です。
糖尿病の原因は食べ過ぎ?
加齢とともにその割合は増加し、60歳代では36.2% (3人に1人以上)、70歳以上では40.9%(約5人に2人)一が糖尿病か予備群と推計されています。
ほとんどの糖尿病(2型糖尿病)の原因は、食べすぎやアルコールの飲みすぎ、運動不足、内臓脂肪型肥満にあります。
そのほかにも、加齢、過度のストレス、遺伝的要因などが関係していると考えられています。
糖尿病の最大の原因は糖質のとりすぎ?
糖尿病自体は死に至る病気ではありませんが、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害を合併することがあります。
さらに、糖尿病予備群の段階から現れる太い血管の動脈硬化(血管の内膣が狭くなったり、ふさがったりしてしまう状態)が進行すると、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞といったた命を脅かす重篤な病気のリスクか高まります。
糖尿病治療で初めに行われるのが食事療法と運動療法です。
それでも血糖値や、過去1,2カ月の平均血 糖値を反映しているHbA1Cが基準値内まで下がらないと、経口糖尿病治療薬の服用やインスリン注射にょる治療が行われます。
ところが、現在の糖質過多の糖尿病治療食ではかえってHbA1Cが上昇してしまうことがあります。
その原因は、白米のごほんやうどんなどの糖質のとりすぎにあると、考えられます。
ましてやふだんの食生活では、白米のごはんやうどんなどの主食に加えて、スイーツや
清涼飲料水に入っている砂糖など、糖質をとりすぎていると考えていいでしょう。
要するに、この糖質のとりすぎこそ、糖尿病のいちばんの原因なのです。
まとめ
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・糖尿病は生活習慣や加齢、遺伝的要因が原因
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・いちばんの原因は糖質のとりすぎにある