日本人の死因のトップはがんであり、いまや3人に1人以上は、がんにかかる時代です。
がんによる死亡のなかで最も多いのが、男性では肺がんで、2番目に胃がん、そして、3番目が大腸がんですが、女性では、大腸がんが1位なのです。
男性の場合も、大腸がんがトップになるのは、ほぼ間違いないといわれています。
それほど大腸がんになる人は、確実に増えてきています。
なぜ、これほど日本で大腸がんが増えているのでしょうか。
目 次
大腸がんの4大リスク要因:米国では
アメリカにおける大腸がんの要因
世界がん研究基金と米国立がん研究所が、10年ごとに「ザ・レポート」という報告書を出しています。
この2007年版によると、大腸がんのリスクを進展させる要因として、次の4点を挙げています。
・肉類、肉加工品の大量摂取
・野菜不足
・運動不足
・アルコールの多飲
アメリカにおける大腸がん増加理由
アメリカにおける1人あたりの肉類の年間摂取量は平均123㌔㌘、1日あたりで計算すると、340㌘も摂っていることになります。
昔は、アメリカも胃がんが多かったようですが、1920年代以降、戦後時需景気と経済発展とともに日常生活が豊かになりました。
その結果、冷蔵庫や車の普故によって、食生活も一変して肉類の消費量が増え、それに比例して大腸がんの碓患率も高くなっていったわけです。
日本の大腸がんの 罹患率上昇理由は?
動物性脂肪の大量摂取
アメリカにおける状況をそのまま踏襲しているのが、いまの日本の姿といえます。
かつての日本人は、雑穀や野菜、豆類、海藻類などに、味噌としょう油を使った伝統食が中心の食卓でした。
動物性脂肪の類は少なく、いわば食物繊維とプロバイオティクスをたっぷり摂っていました。
戦後になって生活に余裕が出てくると、欧米式の食生活が取り入れられました。
そして、1960年代、年間1人あたり10㌔㌘程度だった肉類の平均消費量が、いまや50㌔㌘近くまで増えました。
肉だけでなく、ハムやベーコン、サラミなどの加工肉もそうですが、脂肪分の多い食材や食品の摂取量が飛躍的に増えていきました。
食物繊維の摂取不足
そうした動物性脂肪の大量摂取とは逆に、野菜類や豆類、発酵食品など食物繊維の摂取が、絶対的に不足していること。
これも大きな問題といえます。
野菜不足で肉を大量摂取すると
野菜を食べずに肉や加上肉だけを大量に摂ると、人間の体は超年齢の老化が進むことは、”人体実験″の結果で明らかになっています。
それまで黄褐色だった弱酸性のバナナうんちは、だんだん黒ずんできて弱アルカリ性になると同時に排泄量も減り、最後はタールのような黒褐色になって、物が腐敗し
たような、強烈な悪臭を放つようになります。
そうなると体調も明らかに変わってきて、疲れがなかなかとれず、休そのものが非常に重く感じるようになるのです。
この食生活をそのまま続けていたら、間違いなく大腸がんになっていくのです。
大腸がんのリスク低下対策は
大腸がんのリスクを低下するには、前述の4つの要因を防ぐように生活習慣を改善すればよいのです。
・肉類、肉加工品の適量摂取
・野菜不足の解消
・運動不足の解消
・アルコールはほどほどに
食物繊維が豊富な青汁などの補助食品を利用するのも良いでしょう。
私が利用している青汁は大麦若葉を主原料とし、食物繊維が豊富でおいしい「すっきりフルーツ青汁」です。
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