糖尿病患者さんにとって、日進月歩の最新の情報を集めることも大事ですが、どんな医師、どんな医療機関で診てもらうかも大切なことです。
そのための情報収集も手抜かりなく行ってください。
ここでは、自分にあった医師の選び方、その祭、楽観的になって希望を持って治療に向かうことが大切なことをご紹介します。
自分に合った医師選びも大切
医師はみな同じではありませんし、病院はどこも同じではありません。
大病院が必ずしもいいとも限りません。
相性の問題もあります。
人と人ですから、合う、合わないがどうしてもあります。
糖尿病は長くつき合う病気ですから、医師や医療機関とも必然、長くつき合うことになります。
従って、自分に合った医師選びも大切です。
慎重に選ぶようにしましょう。
医師の選び方は?
糖尿病専門医の 牧田善二先生によると
私は仕事柄、多くの医師に会います。
糖尿病は合併症のことまで考えると、連携する医師が必ず複数必要になります。
腎臓病の先生はもちろん、網膜症の難しい手術を日本一成功させている先生などにもお会いします。
普通なら失明するところを手術で治してしまう、あるいは死ぬところを助けてくれる、
こうした外科系で世界トップレベルの高い技術を持った職人ともいえる先生は、ほんとうに「日本の宝」だと思います。
こうした先生がいったい何人の命を救い、何人を失明にから救っていることか。
たくさんの医師に会った私の経験からいえば、すばらしい先生に居丈高な人はいません。
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えらそうにしている先生に根って、たいしたことはないと言ったほうがいいでしょうか。
すばらしい技術や治療法を実践している名医と呼ばれる先生は、みな謙虚なのです。
こちらのほうが恐縮してしまうほどです。
医師を選ぶときには、こうした点も参考にするといいかもしれません。
糖尿病の合併症は治る!?
希望を持って治療に向かうことが大切
同じく、牧田先生によると
世間では糖尿病になると大変だ、合併症になるともっと大変だ、という情報があふれています。
確かに糖尿病は、現代の医学をもってしても、治すことができません。
しかし、最新の医学で合併症 (特に腎症) は治せるようになりました。
ですから、実際に糖尿病になって、合併症を引き起こしてしまった人には、「大丈夫、治りますよ」という情報をまず明示する必要があるのではないでしょうか。
悲硯的になっていては、治る病気も治らなくなります。
ある程度、楽観的になって希望を持って治療に向かうことが、糖尿病患者さんには大事なことなのです。
実際に治る薬が開発されたり、病気の進行を遅らせることがかなりできるようになったりしているのですから。
糖尿病の医師にとって、最も大切なことは、不安を抱える思者さんを、もう血液透析になる心配はないのだと、ほっと安心させることなのです。