アメリカでは、ガン予防に効果のある野菜や果物の徹底調査が、長年にわたって行われました。
そして、その調査結果を、アメリカ国立がん研究所が 「デザイナーフーズ」として発表しました。
ここでは、この「デザイナーフーズ」とは何かを明らかにし、ガンを予防できる食品と食生活をご紹介します。
デザイナーフーズ・ピラミッドとは?
野菜や果物が、ガンの発症率を減らすということに着目して行われたアメリカの研究は、世界中から注目されました。
そして、野菜や果物は健康維持のために必要不可欠なもの、という新しい意識や心がまえを多くの人々に芽生えさせたのです。
下にあるピラミッドの図が 「デザイナーフーズ・ピラミッド」 で、全部で48種類の野菜と果物があげられています。
また、ピラミッドの上部にいくほどガンを予防する効果が高いとされています。
これらの食品を積極的にとれば、ガンのリスクを減らすことができるのです。
ガンを予防 できる食品とは?
最もガン予防に効果があるのは、ニンニク、次にキャベツ、大豆、甘草、ショウガ、ニンジン、セロリ……と続きます。
これらの食品は、免疫力を高めてガンを抑制するだけでなく生活習慣病を予防する作用も持っています、
近年注目されている野菜や果物などに含まれるファイトケミカルは、発ガン性物質を体から排出したり、ガン発症の原因となる遺伝子の・変性を抑え、傷ついた遺伝子を修複する作用があることも知られています。
参考記事:
活性酸素の重大な害=がんを防ぐ食べ物とは?活性酸素が増加する原因は?
ガンを予防 できる食生活とは?
ガンは未然に防げるもの!
大切なのは、今までの食生活を見直し、野菜や果物をできるだけ食べる食生活にしていくことです。
ガン予防には、デザイナーフーズの野菜や果物が有効ですが、野菜や果物であれば、必ずしもデザイナーフーズにこだわる必要はありません。
また、ガンは発症してから治すものではなく、未然に防げるもの、という新しい意識に切り替えましょう。
ガンと食事との関わりは複雑ですが、ガンの発生は食事によってかなり減らすことができる、と考えていいのです。
野菜や果物の量の目安は?
一日最低でも野菜350g、果物200g=合計550gを食べましょう。
野菜や果物の量の目安ですが、両方の手のひらを広げてそこにのる量がだいたい400g程度と覚えておいてください。
野菜は両方の手のひらにのる程度、果物は片方の手のひらにのる程度をめやすとすればいいでしょう。
参考記事:
米国の日本食ブームと日本人が長寿な理由は?ニンニクでがんを予防できるわけ?