5月5日はこどもの日(端午の節句)ですね。
こどもの日(特に初節句)には、五月人形を飾り、節句にふさわしい料理をいただいて親子でお祝いするというのが常識とされていました。
でも、最近では核家族化が進み、親と子供夫婦が離れて住んでるケースが増え、端午の節句の祝い方がコンパクトで簡便なものに変化しつつあります。
その状況をこどもの日(初節句)の兜を例にして取り上げてみました。
こどもの日(初節句)の兜の意味は?
まず、5月5日、端午の節句であるこどもの日は、祝日法2条により
「こどもの人格を重んじこどもの幸福をはかるとともに母に感謝する日」と1948年に定められました。
こどもの日に五月人形や鎧・兜を飾るという風習は、武家社会の風習が基になっています。
この風習が庶民達に普及したのは、江戸時代で、武家社会の風習をまねて家の前に棚を作り、鎧・兜(作り物)や槍、幟などを飾った事がはじまりです。
それで、現在でも男の子のいる家では「兜」「こいのぼり」「五月人形」を飾るのです。
それでは、初節句の場合、これら、「兜」「こいのぼり」「五月人形」は必ず準備しなければいけないものなのでしょうか?。
準備するとしたら誰が準備するのでしょうか。
例えば、こどもの日(初節句)の兜について考えてみましょう。

こどもの日(初節句)の兜の値段は?
まず、こどもの日の兜の値段はどの程度でしょうか。
人形屋さんで覗いてみると、20万円から100万以上するものもあります。
店の売り子さんに聞くと、相場は30~50万円?とのこと。
高いな(>_<)って気がしますね。
でも、昨今では、店に出かけなくてもインターネットで検索すればわかる時代です。
例えば、「こどもの日 兜 値段」で検索するとたくさん出てきます。
私の長男の初節句の時に両親からもらった兜は、
使ったのは子供が幼児の時だけで子供が大きくなれば使う事はありません。
その結果、その後、数十年間、物置の奥に埋もれたままです。
だから、あまり立派なものは、置き場所に困るだけですので、もったないと思いますね。
こどもの日(初節句)の兜は誰が買うの?
最近では住宅事情や核家族化などからよりコンパクトな平床や高床の兜飾りが大多数を占めています。
また、初節句のお祝いの宴も、両家のご両親と飲食店で会食にするなど、簡便なものに変ってきています。
兜は誰が買うかについては
関西では「お嫁さんやお婿さんの両親」が多く、
関東では「嫁ぎ先の両親」が多いなど地域によりしきたりの違いがあるようです。
いずれにしても、どちらかのご両親が子(若夫婦)や孫と一緒に見て子供たちに選ばせ会計は親がするというものです。
最近増えているのは、しきたりにこだわらず「両家で話し合って費用を折半して子供たちに選ばせる」など、
両家からのお祝い金で若夫婦が購入するケースです。
また、買うのではなく、レンタルにするという選択肢もあります。
まとめ
こどもの日(初節句)の兜などの準備は、
住宅事情や両家の両親、若夫婦の地理的、経済的な状況などの事情に応じて
身の丈に応じたコンパクトなもので簡便なやり方が増えています。
金額の大小や誰が買うかよりも両家と若夫婦の
「お子さんやお孫さんのすこやかな成長を願う気持ち」がこもったものであることが重要です。