青森ねぶた祭りでは、囃子の笛や太鼓、手振り鉦の音に合わせ、色とりどりの衣装を身にまとった跳人(ハネト)たちがラッセラーの掛け声とともに飛び跳ねて踊ってます。
このハネトの由来やラッセラーの掛け声の意味って一体なんなのでしょうか。
ここでは、青森ねぶた祭のハネトの由来やハネトに参加する方法などについてご紹介します。
なお、青森ねぶた祭りの日程等についてはこちらでもご紹介しています。
⇒ 青森ねぶた祭りの日程は?見どころは?おすすめ日はいつ?
目 次
青森ねぶた祭りの跳人(ハネト)とは?
青森ねぶた祭りの一番の見どころは、
「ねぶたの運行と跳人(ハネト)のコラボレーション」と言われます。
では、このハネトって一体なんなのでしょうか?
ハネトとは、ねぶた祭りの踊り手のことです。
ハネトの踊り方は?
百聞は一見に如かず・・・まずは、この動画をご覧ください。
ハネトの踊り方はとても簡単そうですね。
片方の足で2回跳び、もう片方の足で2回跳ぶ。
これを繰り返せばよく、あとはお囃子のリズムに合わせて自由に踊ります。
ハネトの人数は?
ねぶたの山車1台につき、500~2000人。
この人数が山車を取り囲むように、ぴょんぴょん跳ねながら踊ります!
ハネトの由来は?
青森は周囲を山に囲まれた農村地帯であるほかに、漁港の町でもあります。
荷揚げが盛んにおこなわれる港ではやがて花街と呼ばれる一帯ができあがります。
明治の中ごろ、ここの芸人たちが襦袢姿(いわゆる下着姿)で
踊りに参加したのがハネトの始まりのようです。
ハネトの掛け声の意味は?
ハネトの掛け声「ラッセ、ラッセ、ラッセーラー」とは、
「(酒を)いっぱい出せ!」がなまって、「イッペラッセ」となり
そのラッセが残ったものだと言われています。
それにしても、ハネトとしてねぶた祭りの参加している人って、とても楽しそうですね。
それでは、そんなハネトに参加するにはどうしたらよいのでしょうか。
ねぶた祭りのハネトに参加するには?
じつは、山車組に所属していなくても、跳人の衣装を身に着ければ誰でも参加ができるんですよ!
衣装に着替えたら、運行がスタートするまでに山車の前で待つだけ!
実際に跳人になって参加してみると、今まで味わったことのない感動があります。
知らない人同士でも一緒に跳ねることによって”一体感”が生まれます。
『お囃子のリズムと掛け声によって自然発生する跳人のビッグウェーブには鳥肌が立ち、
興奮しっぱなしで夢中で跳ねていたら、約2時間の運行もあっという間に感じました。』スポンサードリンク
というハネト初体験者の声をよく聞きます。
以下の動画ではハネトのレクチャーがご覧になれますよ。
ねぶた祭りのハネトの衣装はレンタルがおすすめ?
ねぶた祭り期間中の青森市中心街は、お祭りムード一色です。
ねぶた祭りに ハネトとして参加するには正装する必要があります。
私服などでは参加できません
数多くのお店の軒先で、衣装セットやグッズなどがリーズナブルな価格で販売されていたり、衣装レンタル&着付けサービスを行っているところもあります。
県外からの観光客のなかには、お祭り当日に跳人参加を決め、衣装をそろえたり、
お祭りに参加しなくても記念に購入されていく方もいるそうです!
ハネトとして参加する際の手荷物など気になりますよね?
ホテルに泊まっていればホテルで預って貰えます。
それ以外の人はレンタル衣装を利用すると荷物を預かってくれるところもありますよ(大きさによっては有料)
ねぶた祭りのハネト衣装はレンタルがおすすめです。
手荷物預かりや着付けサービス以外にも以下のようなメリットがあるからです。
着付けをしてもらっている間にいろいろ聞けます。
・足袋と草履の固定は必須ですがレンタルすると固定してくれます
素人がやると祭り中に脱げてしまうことがあるそうです。
・レンタル料金は一式で4000円位~で購入するより安い
なお、沢山レンタル店はありますが予約しておいたほうが確実です。
お店によっては早期予約の割引がありますよ。
終わりに
衣装を着れば観光客でも気軽に参加できるのが青森ねぶた祭りの特長です。
皆さんもぜひ、ハネトになって、お祭りの輪の中に飛び込み、青森のアツい夏を体感してみてください!!
そこには、沿道から見る光景とはまたひと味もふた味も違った面白さがありますよ!